終末のフール/伊坂幸太郎

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終末のフール終末のフール
(2006/03)
伊坂 幸太郎

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久しぶりに伊坂幸太郎の本を読みました。
いくつかお話が入っていますが、設定は全て同じです。
1つは、『小惑星がぶつかって、地球は3年後に滅びる』
もう1つは『仙台のヒルズタウンというマンションに住んでいる』こと。
初めの設定の時点ですでに現実味がないんですけど、
現実味がないからかえって楽しめるのかもしれません。

それぞれのお話を通して、
命の期限を知らされて、残りの時間をどう生きるか。
また、3年しかないということに対して、
気持ちの整理をどうやってつけるのか。
彼らの日常を通して描かれています。
もちろん、伊坂幸太郎の小説ですから
主人公が深刻に悩んでいても、
妙な明るさがあったりします。
あと3年しか生きられないのだから、
しかも滅亡なのだから状況だけ見ると
とても笑っていられるような事じゃないのに
気づけばクスリと笑っています。

話が進むにつれ、
前のお話で出てきたマンションの住人なども登場します。
彼らのちょっとしたやり取りで心が温まります。
ちょっとばかり嘘が入っていても、
それを嘘だと気づいていたとしても、
楽しんでしまえる小説。
伊坂マジックですね。



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執筆者hatsuiさん

投稿日時2008/07/16 12:12:08


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