藤城清治・光と影展とモアイ
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藤城清治・光と影展とモアイ
9月8日、銀座の教文館に、「藤城清治 光と影展 ぼくの青春は仔馬に乗って」を娘とみにいった。
夏が戻ってきたか!と思うくらいの、暑い暑い一日だった。
1時半から藤城清治さん本人が会場でサイン会を行う、という情報はキャッチしていたけど、家を出るのが遅くなってしまい、1時半には間に合いそうにもない。
銀座に向かう電車のなかで、私は頭のなかでいろいろなシミュレーションをする。
銀座の会場に遅れて着いたとして・・・・
「ついさっきご本人帰られました」といわれ、悔しい思いをするだろう。
東京の丸ビルにも、この日、行く予定だったので、いっそのこと、東京に先に行ってしまえば、そんな悔しい思いをしなくてすむな。
と、いったん、東京を先にして、そのあと銀座に向かう、というプランが固まりそうになる。
しかし、心で別の声が・・・
でも、もしかしてもしかすると、サインはしてもらえなくても、本人を見ることだけはできるかもよ〜。
よし、銀座を先にしよう!
道に迷いつつ、教文館へ。
4階に上がると、ほんのり行列が・・・・。
その先には、白髪頭のおじいさんが・・・・。
きっと藤城清治さんだ!
整理券を持っている店員さんを発見。
会場で、画集や絵本を購入すれば、サインをしてもらえるらしい。
娘はここに来るまでになんだか疲れてしまったらしく、そばにあった椅子に座って待つことにしたが、隣に座っていたタトゥーを入れた外人さんがこわい、と言って、また私のところに戻ってきた。
絵本コーナーは、子どものころにみていた、懐かしい感じの絵本が並んでいる。
その中で、娘が気に入った本を買うことにした。
思い出すこと・・・。
母がいつも読んでいた雑誌「暮らしの手帖」のなかで、唯一子どもが読めるページが藤城清治さんの影絵のイラストつきの、外国の童話の載っているページだった。
小学校低学年のころ、藤城清治さんの影絵劇と、「アルプスの少女ハイジ」の劇の2本立てを親に連れられてみにいったこともよく覚えている。
娘が小学生になって、自分が小学生のころに読んでいたもの、みていたものを無性にまた見たくなって、懐かしい漫画本を何冊もオークションで入手した。娘は、それを読んで、すっかり70年代の少女マンガになじんでしまった。
そんな娘に藤城清治さんの影絵をじかにみせたい、と思った。
そんなこんなで、行列に並んでいた私たちにようやく順番がまわってきた。
今年83歳だそうで、年相応に見えた。
無駄なことはしゃべらず、黙々とサインをして、ファンと写真におさまり、握手をして・・・。
ファンの対応、接待は、そばにいたスタッフが一手に引き受けていた。
とても感じのよい人たちだった。
私と娘も、絵本にサインをしてもらい、握手をしてもらい、写真を一緒にとってもらった。
「子供のころに、ずっと触れていた藤城先生の作品を娘にも見せたくて、つれて来ました」と私から藤城さんに話しかけたけど、わかってくれたかなぁ。反応が特になかったから、聞こえなかったみたい。
でも、今もこんなサイン会を催せるくらい、お元気なのは嬉しかった。
これからもみんなをほっとさせる作品を作っていってほしい、と思った。
本当に細かくて、美しい、夢のある作品の数々。しばらく見入ってしまった。
そのあと、教文館をあとにし、ようやくランチにありつける。
東京へと向かった。
チリのイースター島から「モアイ像」が丸ビルに来ている、というので、みにいった。
目の入ったモアイだった。
「本物」と宣伝されていたが、1000年以上前に作られた、イースター島で発見されたモアイではなく、15年ほどまえに、イースター島の島民によって、海外展示用に作られた「平和のモアイ」と名づけられたモアイだった。
じっくり鑑賞して、東京駅周辺で娘と記念撮影して(同じく記念撮影していた老夫婦、私くらいの年頃のご夫婦のカメラのシャッターを押してあげ、私たちのシャッターも押してもらった)帰った。
暑かったのと、人ごみとで、へとへとだったけど、とっても充実した気持ち。
(上の作品は、「ぼくの青春は仔馬に乗って」という作品)
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2007/09/27 09:46:32



