【映画】クリスマスに雪は降るの?

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クリスマスに雪は降るの


フランス映画祭で観た映画。
名前は聞いたことがあったけど 観たことはありませんでした。

観る前に調査したら 

クリスマスに観る映画 
お母さんを子供たちはダイスキ 

とか書いてあったんですが・・・。

そんなこと書いた人たち 本当にこの映画 観たの???

田舎の農家の子供たちの厳しい暮らし と こちらの映画紹介には書いてあったけど それ以上に悲惨。 

学もなく 家族もない女性が (若い と 書いてる映画紹介もあったけど 若いんだか そうなんだか わからないような顔してるのは あまりにも苦労してるから?) 妻ある男と関係を結び 結果 7人子供をなし しかも貧乏 トイレもない農家に暮らし 子供たちはときたま正妻の家へ という みじめっぷり。
しかも子供もこのお母さんも 単に労働力としかみなされておらず 夫ともいう乱暴男は こんな妻から電気代だの徴収しており

「あんた なんでこんな境遇に耐えてるわけ???」

と 突っ込みたくなりますが ふと 思ったのが 「誰も知らない」 と 一緒かな と。

戦争で両親を失い 孤児院で育った という この女性は 誰か守ってくれたり 大事にしてくれる人がいなかったので こんなひどい男でも (暴力ふるわないだけマシ とか 思ったんだと思う・・・真面目に)自分のことを大事にしてくれる と 思ってしまった一瞬があったんじゃないだろうか。
そして とりあえず 子供も7人という子沢山で 寂しさはまぎれ とにかく 

誰かと一緒に家族と築きたい

子供を作って お母さんになりたい

という願いは叶ったのだけれど それは 彼女の思い描いていた 幸せな家族像からは程遠く・・・。

じゃあこんな男に頼らず しかも 母子家庭というのに 偏見が多い田舎なんかに住まず 都会に行けば仕事だってあるだろうに とも 思うけど どうやらかつて街中に暮らし そのとき家族全員では暮らせなかった ということが 台詞で示されており 一人になりたくない お母さんには それもオプションにはなりえなかったのでしょう。

最後の手段として 選ばざるを得なかった 田舎の過酷な暮らし。
貧乏で 子供たちもそれほど幸せではないけれど 少なくとも家族全員が一緒にいる幸せ。 
それさえも 子供の父親である男の非道な行動により 安住の地ではないことが証明されてしまう。 

それこそが 彼女が絶望してしまった理由で だからこそ テレビが壊れてしまったからこそ 幸せに 子供たちと過ごせたクリスマスに すべてを終らせようと 考えてしまったのでは。
不幸だった人生を 一番幸せな瞬間で終らせようとする気持ちに なんとなく この女性の不幸さ 弱さ が 見て取れますが 家庭内暴力ってこういうものなんだろうな と わかってとても怖い。

実際の暴力だけではなく 経済的手段を奪うこと 人権を認めず 対等と扱わず ただの所有物と扱うことで 意思の力を奪い抵抗できないようにする。
DVのお手本映画 として 記憶にとどめておきたい と思います。

とはいえ フランスの夏から冬までの景色 これは 本当に美しく 土の色 水の流れ 野菜の色さえも みずみずしかったです。

今気づいたけれど この日の映画のテーマは 

貧困

だったようです。

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この記事はドラマ【海外映画】に投稿されたプリシラさんのブログ記事です。
http://queenofthedesert.blog72.fc2.com/blog-entry-362.html

執筆者プリシラさん

投稿日時2007/10/09 19:07:09


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