結局、ピアノが相棒なのかもしれない。

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私はもう、ピアノ弾かないから。

この言葉を、ここ一年で何度口にしたかわからない。
家族も親戚も、私がそう言う度に曖昧に笑って、否定も肯定もしなかった。
彼等に、各々専門の楽器は「相棒ですか?」と聞いたら、なんだかんだ言いながらも「相棒だ」と結論付けると思う。

じゃあ、私は?

数年前までは、『敵』以外の何ものでもなかった。
これはハッキリ言える、悲しいことに(笑)

今は。
いつの間にか、相棒になっていた、と思う。
いや、今日思った。
最近、考えることが沢山沢山あって。
オリジナル小説や二次創作小説では昇華できない、こびりついた様な、澱んだようなモヤモヤがあって。
今日はそれが溜まりに溜って、気が付いたらピアノに向かっていた。
挟むばっかりして腫れた右手の人差し指が痛まないよう、きちんとテーピングしてまで(笑)

小説ではだめで、ピアノが良かった理由はいくつかある、と思う。
ひとつは、ピアノの方が、己の喜怒哀楽を乗せやすいから。小説では、そこまで自分の気持ちを出すことはしない……というか、未熟で出来ない。
もうひとつは、単純にキャリアの差だと思う。
本当に切羽詰ったときに人が頼る物、それが『相棒』なのかもしれない、と思った。
なんとなく、私とピアノの「距離感」がようやく掴めた気がする。

でも、ねぇ。
いい年して生身の人間の『相棒』が居ないってのは、寂しいことだよね……。

この記事はピアノ【楽器】に投稿されたtenkaさんのブログ記事です。
http://redrosekiss.blog.shinobi.jp/Entry/90/

執筆者tenkaさん

投稿日時2007/08/16 23:28:55


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